「」 「ん?なあに雲雀くん」 そういって微笑むは、茶色いロングセーターを着て、黒いマフラーをしていて、それでも寒いらしくて頬を紅くしながらポケットに手を入れていた。 「・・・・・なんでもない」 「ねえ、雲雀くんは寒くないの?」 「そんなには」 僕が「寒いの?」と訊こうとしていたのを知っていたかのように質問してきたは、僕の平凡な回答に少しだけ不満そうな顔をしてふうん、と言いながらポケットから出した手を擦りあわせる。 「私ね、末端冷え性なんだ」 「そう」 「雲雀くんは?」 「・・・まあ、普通じゃない?」 確かに自分の手は冷たいとは思うけど、そんな事言ったらきっと君は心配するだろ?だから絶対言わな、「なんだー雲雀くん意外と冷たいんだね!」(!)え、ちょっとなに手とか繋いじゃってるの?! 「そ、そんなことない・・・よ」 「なに?動揺した?」 「・・・馬鹿じゃないの」 この子、一緒にいるとほんとに調子が狂うよ。きっと今、顔とか赤いんじゃないかな・・・うわかっこ悪い。 「雲雀くん」 「(なんだよもう下から見上げるなよ可愛いな!)・・・・・なに」 「手、繋いでていい?」 「・・・良いも何ももう繋いでるだろ?」 「なんか照れちゃうね改めて意識すると」 そんなこといいながらきゅっと指を絡めてくる君は・・・確信犯だよね、うんそうだよね確実に。それってさいあくに最高だ。あれ、なんか今すごく僕頭が悪い感じの発言になった。 「が寒そうだから特別に繋いでてあげるよ」 「はいはい、ありがとうね雲雀くん」 「(なんか照れる)」 「このまま手、くっついちゃえば良いのになぁ・・・」 僕と繋いでる手とはまるで正反対の方を向いてすごくちいさく呟くから、思わずぎゅうって抱きしめてたよ。あーあ、ここ街のど真ん中なのにね、しかも通学路なのにね。の所為だからね全部全部。 傍若無人に あの子を愛す ――――――――あとがき―――――――― 燗拿ちゃんに捧げますw キリ番おめでとうございます、ありがとうございますかな? 頭が可笑しいっていうかおばかなだけだし変態要素が消え去ってしまったよ!(えええ でも愛だけは!愛だけはこめたんです!!(オイ これからも色々と宜しくお願いしますッッ!! 061229 Written by RinKaren |